テニスのお話です。興味ない人は閉じてください。でもすごいことが起こったんですよ。
10月16日〜22日で実はジャパンオープンというテニスの世界大会がやってます。
で、昨日、2023年10月19日に日本人の望月選手が世界ランカーのテイラーフリッツ選手に勝ちました。
望月選手は、世界215位で、フリッツ選手は、9位です。アリと巨人の戦い。なのに勝った。
これやばいんですよ。
しかも、最初ボコボコにされてからの勝利なんです。これがやばいです。映画になるんじゃないか？って瞬間でした。
背景を話しますと、2023年10月16日〜10月22日にかけて、日本で、ジャパンオープンという世界大会が実はやってます。
先々週に上海で上海マスターズという大会があったこともあり、アジアに世界のトップの選手が集まってました。
で、望月選手は、まだ一度もこういった大会で勝利してなかったんですよね。
その中で、1回戦に勝って、2回戦目で、フリッツ選手と戦って、大逆転の末勝利という化け物な結果を出しました。
大会には、松岡修造氏もきてるんですけど、ぶっちゃけ、フリッツ選手に望月選手はボコボコにされるだろうなあくらいのことを言ってるんですよ。
すぐ終わってしまうのじゃないか？と。でも、結果はむしろ逆で、１セット目は、１ゲームも取れなかったのが嘘だったのか？と思うくらい２セット目からはすごいことになりました。
この時はもうフリッツ選手的には、？？？？状態だったと思います。
実際近くで見てましたけど、神がかってました。
全てが神。
配球もすごいし、それアウトだろ？ってものがギリギリインだったりして、会場は、マジで、一致団結した感がありました。
リスクをすごいとって、ボレーで決めたりして、実際フリッツ選手もコーチ席におそらくモデルの彼女さんがいらっしゃったんですけど、これは無理ですわ。凄すぎるよ。みたいなあきれ顔を彼女に対してしてました。
フリッツ選手って身長も196センチで、対する望月選手は、１７５センチです。
ジャパンオープンの選手みんなでかいですから、１７０センチ代だとすごく小さく見えます。
その小さな巨人がジャイアントキリングしたんです。すごい。
最後の瞬間もボレーで決まりました。僕が実際座ってた席から動画撮ってます。
実際、フリッツ選手が試合後のインタビューでも、信じられない。と言ってます。
本人も間違ってなかったと。本人は調子が悪いわけではない。けど、彼が凄すぎた。みたいな。
で、試合を見てると、たまがすごい遅いんですよ。これ多分、動画だとあまりわからないんですけど。
僕毎日会場でジャパンオープン観戦してたので、違いがすごいわかるっていうか、超遅いし、サーブも遅い。
最初正直、学生とプロの違いくらいの差を感じましたし、実際最初は、６−0でフリッツ選手が勝ってます。
ストロークもすげー遅い。でも最後は、勝った。
それがすごい。
球が早ければ勝てるわけではないんだというか、遅い球、日本人という欧米選手の中では、恵まれない中でも勝てるんだ。って思わせてくれました。
諦めない心が大事すぎました。普通は、6-0で点を取られたら、無理というか、これは差がありすぎるな。奇跡が起きても無理だなってなるんですよ。
実際最初は会場もそんな空気でしたもん。
でも勝った。
実際本人も試合後のインタビューで「最初正直無理だと思った」って言ってますし、
「勝つことを考えないで、テニスをした」とも言ってて、これもなるほど！って思いましたね。
とにかく良いプレーをする。それが緊張しないでテニスできたことにつながったんだなーって色々思わされました。
フリッツ選手も最初は、多分超馬鹿にしてて、負けるわけねーじゃん。今日は遊びだよ、みたいな雰囲気を出してましたし、最初ニコニコしてたけど、途中から、明らかにイラついてるというか、全く笑顔がなくなりました。
いやーすごい瞬間に立ち会えた。絶対に最後まであきらめないマインドがとても大事だと、改めて気づかされた瞬間でした。
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